私の「おおわだ日記」もこれがラスト!募集広報主任のミナトです。

最後に顔を見せに来てくれたのは、13年前に大和田1年目の頼りない私が担任をしたクラスの彼。入学式当日(最初の登校日)に、髪の毛の色が少し赤色で生徒証明書用の写真が撮影できないという先制パンチをもらいました。(もちろん、次の日にはちゃんと黒髪になってましたが)

明るく、まあまあ破天荒な彼でしたが能力は非常に高く、物理や私の担当する数学が得意で、習ったことをどんどん吸収していく生徒でした。でも、語学系の勉強が苦手だったり、将来の目標が定まらなかったりで、なかなか本気で勉強に取り組めない高校生活を送っていました。

「先生、俺、薬学行くわ!」

そう言ったのは、高3の8月。数学は勉強していたものの、物理で受験するつもりだったので、化学は......。おまけに英語も......。何とか11月の推薦入試を数学と化学で突破するしかない!私のアドバイスは、

「試験までに、化学の問題集を3周や!」

結果、彼はものすごい集中力とやる気を発揮し、11月の入試で見事薬学部に合格。薬剤師の国家試験も難なくクリアして、現在は薬剤師を目指す生徒の予備校で講師をしているようです。

私が大和田最終日だということで、仕事終わりにわざわざ駆けつけてくれて、「先生の授業も参考にさせてもらってます!」なんて、こちらが恥ずかしくなるような言葉もいただきました。ありがとう!また、お会いしましょう。