6月をもって前期生徒会の任期を終えました。
先日おこなわれた前生徒会会長 佐藤駿介くんの退任の挨拶が心打たれる内容でしたので、その原稿を掲載させていただきます。

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 元生徒会顧問松川先生に生徒会に興味がないかと声をかけていただき、テニス部の友達に応援演説をしてもらってからもう半年が過ぎました。私たちは、ほとんどの皆が思っているであろう「生徒会は、あってないようなもの」と言うイメージを覆そうと思い、半年間活動してきました。今もそのイメージが変わっていないのであれば私たちの努力不足ではありますが、少しは変わってくれたのではないかなぁと思っています。このようなイメージを覆すにはどうすれば良いか。生徒会の仕事は本当に大変なことが多いです。しかし、正直に言ってそれをこなすのは当たり前のこと。当たり前のことをして「仕事をした感」が得られたとしても、「あってないような生徒会」のレッテルを剥がせるだろうか、いや剥ががせない。そこで今日は、あえて体育祭や卒業式などの当たり前の仕事については一切話さず、私たち生徒会だからこそできたことについてご報告して、退任したいと思います。

 まず生徒会新聞。気づいていない人もいると思いますが実はナンバー8まで発行しました。やはり生徒会からどんどん情報発信していこうという取り組みです。生徒会新聞最終号を現在掲載していますのでぜひご覧ください。今日は私しか話をしていませんが、他の5人の思いなども掲示しています。また生徒会顧問の玉木先生、元生徒会顧問の松川先生のお言葉もいただいております。

 次に、私たち生徒会の代名詞でもあるIPMF大会。あの大会は、ある友達から「球技大会をしたい」と言う声を聞いて実現したものです。ですが普通にドッチボールをしても面白くない、なぜなら実際に何年か前にも球技大会は存在していたらしいからです。そこで私たちの色を出そうと、インテリジェンス、フィジカル、マインド、フレンドシップの頭文字をとったIPMF大会を開催することにしました。準備時間がとても少ない中、生徒会が中心になり、体育委員にも協力していただきました。そのおかげで、当日はあいにくの雨でしたが、大成功を収めることができました! この大会は、生徒の1人の声から何かをしよう、変えようと生徒会と生徒が本気で取り組めばそれは実現する、と言う良い例になったと思います。

 このような活動を通して私は「人を頼る」ということを学びました。今まで私は何でも1人でやろうとする人でした。しかしIPMF大会では、一人ではどうにもならない事と出会いました。大会の時は体育委員とに協力してもらい、また体育祭のうちわの仕分けは、クラスの友達2人に協力してもらったり、生徒会特有の数々の雑務は6人で分担して取り組み、協力し合うことの大切さを学びました。

 これから次期生徒会にイニシアチブが移りますが、その6人には、大和田の伝統を重んじつつも、私たちとはまた違った、自分たちの色を出したアクティビティを、仲間と協力していって欲しいなと思います。

 佐藤、尾形、奥田、川原、吉田、中野。この6人で、大和田で生徒会活動ができて本当に楽しかったです。半年間ありがとうございました。

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ぜひPDF(生徒会通信)もご覧ください。彼らの思いが綴られています。

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